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緑色の綿の種

緑色の綿の種

食べていると時々あるんです。どこをかじっても柔らかく赤ちゃんの食べ始めにあげるほど安心なはずなのに、思いがけず驚くほど固い小石のようなものにあたることが。普段は特に気にも留めない真ん中のつぶつぶ、あれが立派に育つとけっこうな大きさになるんですよ。そうです、バナナの種です。バナナは一度実をつけたらお役御免でゆっくりと木が枯れていくのですが、その頃にはそのすぐ横に次の木が育っています。土の中はしょうがのように株のようなのかなあ。次にまたあの固い種が入ったバナナに当たったら、植木鉢で育ててみましょうかね。自然の仕組みがあるのでしょうけど、バナナと花が同時に木についていることもあり、わたしにはとても謎多き植物です。あ、ほんとは謎じゃないのかもしれません。今日日ちょちょっと調べたら何でも出てきますからね。でも、自分の頭の中では今のところまだ謎のままにしておきます。

昨年の秋に母親の家で朝顔を見つけました。殻を二本指でつぶし種を集めるとけっこうな量になったので、広告の端切れに包んでおいたのです。それが台所の引き出しから出てきたらしく、試しに蒔いてみたら最近花を咲かせたと写真が送られてきました。

今、手元に十種類くらい植物の種があり、残しておいてはいけないと思い周りの人たちへ積極的に渡しています。先日は緑綿の種を人頼りである民族の方々にお分けしました。いつの日かみどり色の反物を手にする...夢が広がります。
種の交換会をしてみたいです。

わたしの旅はまだまだ続きます。